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【統合失調症】再発予防!薬物治療を継続しよう

再発予防!薬物治療を継続しよう

リカバリーの歩みを進める、ジュンです。

統合失調症の治療の中心は抗精神病薬という薬を飲むことです。

統合失調症は長期にわたり付き合っていく病気なので、服薬を継続する必要があります。

では、統合失調症が安定して症状がなくなった場合でも、抗精神病薬を飲み続けなくてはならないのでしょうか。

答えは、服薬を中止せず、継続することをおすすめします。

今回は、抗精神病薬を毎日継続して飲むことの必要性を、再発のリスクと薬の副作用を踏まえ私の体験を通してお伝えします。

統合失調症の再発

統合失調症治療の最大の問題は再発だとされています。

初めて統合失調症を発症した方の80%以上が再発するともいわれています。

再発すると病気が良くなりづらくなることがわかっています。

抗精神病薬には症状をしずめる効果のほかに再発予防の役割もあります。

自己判断で服薬を中止すると、数日から数か月の間に再発する可能性がとても高いといわれています。

抗精神病薬の副作用

薬は、効果があれば副作用も生じます。

副作用をなくすことはできません。

しかし、現在では副作用の少ない薬も多く登場してきています。

自分の飲んでいる抗精神病薬には具体的にどのような副作用があり、どのように対処したらよいのかを事前に主治医や薬剤師に確認しておくとよいです。

そして生活に支障がでるような副作用を感じたら、すぐに主治医や薬剤師などに相談しましょう。

抗精神病薬の量や種類が変更されたり、副作用止めが処方されることもあります。

また、効果や副作用の現れ方は個人差が大きいです。

自分にとってより効果が現れ、より副作用の少ない、自分にあった長く飲み続けられる抗精神病薬を主治医と相談しながら探すことが大切です。

【統合失調症】ジュンの闘病

私は現在飲んでいる抗精神病薬と出合うまで2回薬が変わりました。

最初に精神科クリニックで処方された薬と、次に通院した精神科病院(現在も通院中)で処方された薬は効果も副作用も現れませんでした。

そもそも私に合わなかったのか、量が少なかったのか、効果が現れるまでの十分な期間がなかったのかわかりません。

いずれにせよ効かなかったため、幻聴と妄想は悪化の一途をたどりました。

そして入院して約1か月程経ち、ようやく3種類目の薬の効果が現れると、幻聴と妄想はすっかり消えてなくなりました。

私は退院してから今日まで、一度も抗精神病薬を飲み忘れたことはありません。

毎日欠かさず飲み続けて、再発も一度もありません。

副作用のため、お通じをよくする薬も飲んでいます。

【統合失調症 再発予防!薬物治療を継続しよう】のまとめ

今回は、抗精神病薬を毎日継続して飲むことの必要性を、再発のリスクと薬の副作用を踏まえ私の体験を通してお伝えしました。

統合失調症はとても再発しやすい病気です。

そのため、再発予防効果がある抗精神病薬による治療の継続が重要となります。

副作用についてあらかじめ知り、つらいときは主治医と相談して薬の調整などで対処しましょう。

長く飲み続けるためには、自分にとって最適な抗精神病薬をみつけることが大切です。

たとえ統合失調症が安定して症状がなくなった場合でも、再発予防のために抗精神病薬を毎日継続して飲むことをおすすめします。